【2017年1冊目】裸でも生きる

今年も読書をスタートさせた。

思い返すと昨年は、生活の中に読書の時間を盛り込むことが

できていなかったため、全く本が読めていなかった。



今年はそれを反省して

「1ヶ月最低4冊」

「1年間50冊」

という目標を立てて、読書を進めていこうと考えている。


毎週土日のどちらかで1週間で読んだ本(読んでいる本)を紹介していく。



ということで、本日は今年最初の1冊!




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「裸でも生きる」


山口絵理子さんという方の書いたノンフィクションである。


実は山口さん、情熱大陸にも出演したほどの経営者の一人である。


何をしているか、というと




「バングラディシュでバッグを製造するメーカー」





である。しかも、23歳から。






この本は主に、起業して成功に至るまでのプロセスを

生い立ちから順に述べられたノンフィクションである。




感想を一言で述べると



「我々日本人は平和ボケしているのではないか?」



ということだ。



バングラディシュは、この本が書かれた当時アジア最貧国と言われた国である。



空港に下りれば老若男女問わず様々な乞食に会い、


インフラはすぐにストップし


政治は腐敗し


汚職が横行し


など、日本とはあまりにもかけ離れた環境である。



そんな人からすれば、日本人を始めとした先進国の人はみんなお金持ちであり


裕福な生活を送っている。




しかし、そんな裕福でお金の面では幸せな生活を送っているのにも関わらず



「やりたいことなんてない。」


「人並みの給料もらってるからつまらない仕事だからやるしかない。」


「勉強することなんて面倒くさい」



などと言う人が非常に多い。



我々先進国の人間は、身の回りの生活があまりにも満ち足りているためか



「絶対に今より良くなってやる」


というハングリー精神がないように思える。


バングラディッシュの人がこうした先進国の人々を見ると



「努力する環境も勉強する環境も完璧にそろっているのになぜ努力しようとしないのか」



と、思ってしまうだろう。



周りの人と争って、競争しながら、よりよい自分を作っていく。



これができていない、ということは


「現状に満足している」


「誰かと競争して負けたら嫌だ」



と現状維持モードに入ってしまう。



努力するには最高の環境にいながら、それをしようとしないのは


平和ボケの副作用なのではないか。




「君はなぜそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ」




本の一説を引用したが、私はこの一言が強く印象に残っている。



日本はインターネットの発達度合もスマートフォンの普及率もとんでもないレベルに高まっている。



ゆえに、必要な情報はいつでもどこでも手軽に手早く入手できる。


何かを新しいことを始めようと思った時に、これほどの素晴らしい環境はない。

(※正直それが原因で何事もやめやすくなっているのだが・・・)



こんな環境に生きているからこそ


「本当になりたい自分を目指して行動するべきなのではないか」



そんなことを感じた。



それゆえ、私も50冊本を読むという目標を立てたし


学生時代からの目標であった「コンサルタント」という職業を


もう一度目指してみようと思い立った。




この本をきっかけに2017年は




「目標実現のためにできることを貪欲にやる」という一年にしたい。






さて、今週も読書をしよう。